演目のあらすじ
<第一部>
能 『草子洗小町』
世界三大美女の日本代表、小野小町。
本来同時代の歌人ではない小野小町、大伴黒主、紀貫之らが
一同に会し華麗な王朝絵巻を繰り広げる。
絶世の美女といわれた小町。
能ではむしろその「老い」がテーマになることが多く、
若く美しい姿が舞台に描かれるには、この能だけ
狂言 『二九十八』
ある男が観世音へ妻乞いの祈祷をし、ご霊夢を授かる。
西門へ行くとご霊夢通り被衣した女が立っていた。
声を掛けると謎めいた「二九」の言葉を残して立ち去る。
ようやく家に着いた男は盃を交わし夫婦になり、
いよいよ女と対面するが・・・
能 『項羽』
この能には項羽が片時も放さなかったいわれる后、
虞氏が登場する。
前半は項羽の亡霊が虞氏の塚より咲いた花、
美人草を愛でる優しい渡し守の老人として描かれ、
後半に項羽と虞氏の最後の別れの場面を描く。
<第二部>
能 『小督』
帝の寵愛を受けた為、平清盛に憎まれ身を隠した、
宮中一の美女、また琴の名手でもあった小督の局が描かれる。
小督探索の勅命を帯びた仲国は笛の名手。
小督の琴の音だけを手がかりに
中秋の名月の下、嵯峨野に馬を走らせる。
狂言 『昆布売』
自ら太刀を持って出掛けた大名は
通り掛かりの昆布売に太刀を持たせて召使扱いをする
腹を立てた昆布売は持たされた太刀を抜いて逆襲にでる。
室町歌謡が登場する賑やかな狂言。
能 『船弁慶』
源義経に愛された容顔美麗な白拍子、
静御前を前シテに配し、義経との悲劇的な別れの場面を描く。
打って変わって後シテは傷心の義経に襲い掛かる平知盛の亡霊
前シテと後シテが全く別人格として描かれる珍しい能であり、
屈指の人気曲。
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